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2026年最新版:留学生の住居手配が直面する「限界」と、学校・登録支援機関のための戦略的解決策

  • 坪井 HaruNest
  • 2 日前
  • 読了時間: 7分

1. はじめに:2026年、留学生受け入れの新しいフェーズ



2026年現在、日本における留学生の受け入れは、かつてない拡大局面を迎えています。


国内の深刻な少子化と労働力不足を背景に、外国人材の確保を国家戦略として位置づける動きが加速しており、各大学・専門学校・日本語学校が競うように外国人留学生獲得を推進しています。文部科学省や出入国在留管理庁のデータが示すように、在籍留学生数はコロナ禍前の水準を超え、さらなる増加が見込まれる状況です。


しかし、受け入れ側のインフラは、この急激な拡大に追いついていません。学校寮や国際学生寮はすでに定員オーバーに近い状態が常態化しており、多くの機関が民間賃貸市場への依存を余儀なくされています。


従来、こうした住居の手配業務は、学校や支援機関のスタッフが担当することが多く、物件探しから内見の同行、契約手続き、入居後のフォローまで、いわば"善意と献身"によって支えられてきた側面があります。


しかし、業務の複雑化・多様化が進む中で、この旧来のアプローチはすでに実務上の「限界点」を迎えていると言わざるを得ません。


本記事では、現場が直面している具体的な課題を整理したうえで、専門機関との連携と不動産ネットワークを活用した、持続可能な「戦略的解決策」を提示します。





2. 2026年に直面する「住居手配」5つの主要課題



① 賃料の高騰と深刻な需給ギャップ


コロナ禍からの経済回復と円安の継続により、都市部を中心に不動産賃料は上昇傾向にあります。

とりわけ、留学生が希望することの多い月額3〜5万円程度の物件は、すでに日本国内に在住する他の外国人単身者の需要とも競合するため、優良物件の空きが出ればあっという間に埋まってしまう状況が続いています。


情報の鮮度とスピードが物件確保の明暗を分けており、担当者が通常業務の傍らで物件情報を収集・追跡するのは、構造的に困難になっています。



② 担当者への過度な業務集中


住居手配に伴う実務は、想像以上に多岐にわたります。

物件のリストアップ・スクリーニングに始まり、貸主や仲介会社との交渉、内見への同行、重要事項の多言語説明、契約書類の確認・補助、入居当日の立ち会い、さらには入居後の設備トラブルや近隣とのトラブル対応まで、それらを一人のスタッフが抱えることは珍しくありません。


本来注力すべき教育支援や進路指導といったコア業務が圧迫されるだけでなく、スタッフの疲弊・離職リスクという組織的な課題にもつながっています。



③ 言語の壁と法的リスク


日本の賃貸借契約には、敷金・礼金・仲介手数料・更新料・保証会社加入といった、外国人にとってなじみの薄い商慣習が数多く存在します。


これらを母国語で正確に説明するだけでなく、宅地建物取引業法に基づく重要事項説明や、定期借家契約の法的性質についての説明も求められます。

不正確な説明や説明不足は、入居後のトラブルや最悪の場合、法的紛争に発展するリスクを孕んでいます。専門的な資格や語学力を持たないスタッフが、こうした説明業務を継続的に担うには限界があります。



④ 保証人問題と根強い入居拒否の実態


国内に身元保証人を持てない留学生にとって、民間賃貸市場へのアクセスは依然として高い

ハードルを持ちます。


川崎市が実施した調査によると、日本に在住する外国人の約4人に1人が、住居を探す際に「外国人であること」を理由として入居を断られた経験があると報告されています。

こうした構造的な問題は、物件の選択肢を大幅に狭めるだけでなく、留学生の心理的安全性や日本への印象にも影響を与えます。


特に2026年は、大都市への外国人の流入が転出を大きく上回っており、外国人が入居可能な物件はますます少なくなっています。単に「知り合いの不動産会社に依頼する」だけではますます物件が見つかりにくくなっている中で、外国人対応の経験が豊富な不動産会社・保証会社と連携する体制の構築が不可欠です。





3. 解決策:「プラットフォーム型」支援を活用した業務の再設計



このような課題が示すように、住居手配の問題は「担当者の努力」で解決できる次元をすでに超えています。必要なのは、業務構造そのものの再設計です。


こうした課題への対応として、近年注目されているのが「プラットフォーム型」の住居支援モデルです。

単一の不動産会社に頼るのではなく、外国人対応に特化した専門企業・不動産ポータル・保証会社・シェアハウス事業者などを有機的に組み合わせ、状況に応じた最適な選択肢を提示できる体制を整えることが、現場の実情に即した解決策として機能しています。

弊社が提供する「WelcomeNestJapan」も、こうしたネットワーク型の支援モデルを実践するサービスのひとつです。



連携する主な専門パートナーと各社の強み:


  • GTN(グローバルトラストネットワークス):外国人向け賃貸保証の国内最大手として知られ、審査対応から入居後の生活支援まで幅広いサービスを提供。在留資格ごとの要件にも精通しており、留学生特有のニーズへの対応実績が豊富です。


  • レオパレス21:家具・家電付きの物件を全国規模で展開しており、来日直後に生活用品を一から揃えなければならない留学生の経済的・精神的負担を大幅に軽減します。短期契約にも対応できるケースが多い点も実用的です。


  • 株式会社成家:外国人向け賃貸仲介の実務経験が豊富な専門会社。保証人問題や審査対応において、一般的な不動産会社では難しいケースでも柔軟に動ける強みがあります。


  • wagayaJapan:国内最大級の外国人向け不動産情報ポータルを運営しており、多言語対応と豊富な物件データベースにより、個別のニーズに沿った物件リーチが可能です。


これらの専門パートナーで対応が難しい場合でも、HaruNestが提携する全国2,600店舗超の不動産ネットワークを通じ、より幅広いエリア・条件での物件手配を検討することができます。





4. シェアハウス活用:実データに基づく現実的な選択肢



賃貸物件での希望に合う部屋が見つからないケースや、初期費用を抑えたい留学生には、シェアハウスも現実的かつ有力な選択肢となります。


HaruNestが提携する株式会社GGハウスマネジメントが運営する「TOKYO β」シリーズは、東京都内の複数エリアにおいて、留学生にとって現実的な家賃帯の物件を多数展開しています。以下は直近の空き予定物件の一例です。


  • TOKYO β 梅島16(足立区):賃料57,000円+システム利用料1,500円。短期契約(6月28日まで)への対応も可能な物件。


  • TOKYO β 千川8(豊島区):賃料72,000円+システム利用料1,500円。都心へのアクセスを重視するニーズに対応。


  • TOKYO β 仙川3(世田谷区):賃料70,500円+システム利用料1,500円。女性専用フロア設定あり。特定のセグメントへの提案が可能。


こうした空き予定物件の最新データをHaruNestから提供させていただくことで、担当者は情報収集の手間をかけずに、鮮度の高い選択肢を留学生に提示することができます。

シェアハウスは同じ境遇の入居者が多く、コミュニティ形成や生活習慣の相互理解といった副次的な効果も期待できる住居形態です。


下記よりお問合せいただきましたら、まとめて空きのあるシェアハウスの情報提供をさせていただきます。お問い合わせ内容に「空き予定一覧送信希望」とご入力ください。






5. まとめ:「物件を探す」から「仕組みを整える」へ



2026年の留学生受け入れ現場において、住居手配をスタッフの「個人的な努力」と「善意」だけで支えるモデルは、持続可能ではありません。それは担当者個人の問題ではなく、構造上の問題です。


外部の専門パートナーと連携し、テクノロジーと実績のあるネットワークを活用することは、単なるコスト削減策ではありません。スタッフが本来の専門性を発揮できる環境を守ること、そして留学生に質の高い住環境と生活基盤を提供することは、機関としての信頼性と長期的な評判に直結します。


「自分たちで何とかしなければ」という思いは大切ですが、専門性の高い領域は専門家に委ねるという判断もまた、責任ある機関運営の一形態です。


まずは現状の課題を整理し、どこに外部連携の余地があるかを検討することから始めてみてください。



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