外国人スタッフの家具家電、買う・レンタル・付き物件、どれがいちばん合理的か?
- 坪井 HaruNest
- 38 分前
- 読了時間: 7分

はじめに
外国人スタッフの住居が決まったあと、次に頭を悩ませるのが「家具家電をどう揃えるか」という実務課題です。
冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、ベッド、カーテン
——生活に最低限必要なものだけでも、揃えるとなると意外に手間がかかります。
揃え方の選択肢は大きく3つあります。 自分たちで「購入する」、 必要な期間だけ「レンタルする」、 そして最初から家具家電が備え付けられた「付き物件を選ぶ」という方法です。
どれが合理的かは、企業の受け入れ規模や滞在期間の見通しによって変わってきます。
本記事では、初期費用・退去コスト・利便性という3つの軸でこの3つの選択肢を比較し、自社に合った選び方を整理していきます。
第1章:外国人スタッフの家具家電、なぜ悩ましいのか
第1節:日本の賃貸物件は「家具家電なし」が前提

日本の賃貸アパート・マンションの大半は、家具・家電が付いていない状態で貸し出されます。入居者は冷蔵庫からカーテンに至るまで、自分ではじめから揃える必要があるのが基本です。
来日直後の外国人スタッフにとって、これは想像以上に大きな負担になります。金銭的な負担はもちろん、どこで何を買えばよいか分からないという手続き的な負担も重なるためです。
加えて、電圧や周波数が母国と異なる上、家電を母国から持ち込む場合は輸送費もかさむ為、現実的ではありません。結果として、家具家電は日本国内で新たに調達することが前提になります。
第2節:企業が家具家電の手配に関わる理由

こうした事情から、外国人スタッフを受け入れる企業や登録支援機関にとって、家具家電の手配は避けて通れない実務のひとつになっています。
特定技能制度における生活オリエンテーションや生活基盤の整備支援の一環として、位置づけられることも少なくありません。冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・ベッドといった最低限のアイテムだけでも一通り揃えるとなると、担当者は物件探しやライフライン手配と並行して進める必要があり、負担の大きい業務のひとつになりがちです。
しかも、入居初日に家具家電が揃っていないと、それだけで生活に支障が出てしまい、早期の不満や離職リスクにつながりかねません。受け入れ人数が増えるほど、その都度の手配にかかる手間とコストは、企業側の大きな負担として積み重なっていきます。
第3節:選択肢は3つ、それぞれ性質が異なる

こうした負担をどう抑えるかを考える上で鍵になるのが、家具家電をどう揃えるかという選び方です。
方法は大きく分けて、 「購入する」 「レンタルする」 「家具家電付き物件を選ぶ」の3つがあります。
ただし、どれか一つが常に正解というわけではありません。 受け入れ人数、滞在期間の見通し、社内でどこまで管理できるかによって、最適な選択肢は変わってきます。次章では、初期費用・退去コスト・利便性という3つの軸で、それぞれの選択肢を具体的に比較していきます。
第2章:3つの選択肢を三軸で比較する
第1節:購入する場合

初期費用の面では、新品で揃える場合、一人あたりまとまった金額が必要になり、複数人分をまとめて揃えると企業側の負担は大きくなります。
中古品であれば費用を抑えられ、近年は品質が安定しており、以前ほど故障リスクを気にする必要はなくなってきています。
ただ、退去にかかるコストとして、退去や帰国の際に処分費用や引き取りの手続きが発生する点に注意が必要です。次の入居者にそのまま引き継げれば負担は軽減されますが、引き継げない場合は廃棄コストが発生します。
利便性という点では、一度揃えてしまえば長期的なコストを抑えられるのが強みです。
届くまでにはおおよそ1週間程度かかりますが、入居前からきちんと手配しておけば、入居日から問題なく使える状態にできます。
第2節:レンタルする場合

初期費用の面では、初期費用なしで新品を月額制でレンタルできるサービスもあり、まとまった出費を避けられるのが特徴です。
退去にかかるコストは、契約満了時に返却するだけで済むため、処分の手間がかかりません。帰国や住み替えのたびに発生する廃棄コストを避けられる点は大きなメリットです。
利便性という点では、配送・設置・修理・交換まで対応してくれる業者が多く、故障時の対応も含めて手離れが良いのが魅力です。
ただし、法人利用の場合は前払い一括払いのプランも多く、仮に分割払いでも利用期間がおおよそ6〜7ヶ月を超えると中古家電の購入費を上回り、退去時の処分費を考慮しても、割高になる可能性があることには注意が必要です。
第3節:家具家電付き物件を選ぶ場合

初期費用の面では、家具家電を別途揃える必要がなく、手配の手間も含めて最小限に抑えられます。
ただし、月額の家賃が周辺相場より1〜2万円程度高く設定されている物件が多く、トータルで見ると物件によっては購入やレンタルより割高になるケースも少なくありません。
退去にかかるコストについては、物件側の設備として扱われていれば、退去時の処分・原状回復の負担はありません。ただし契約書上「設備」なのか「無償貸与」なのかによって、故障時の修理費用の負担者が変わるため、契約前の確認が欠かせません。
利便性という点では、入居当日からすぐに生活を始められる即応性が最大の強みです。契約から入居までのスピード感が求められる採用スケジュールとは、特に相性が良い選択肢といえます。
第3章:自社に合った選び方を考える
第1節:受け入れ人数・頻度で選び方を変える

単発的に少人数を受け入れる企業であれば、家具家電付き物件を選ぶことで手配の手間を最小化できます。
一方、継続的に一定数を受け入れる企業であれば、退去者の家具家電を次の入居者に引き継ぐ形で購入した方が、トータルではコストを抑えやすくなります。
レンタルは1年程度までの利用であれば有利ですが、長期・継続的な利用が前提になるほど、購入の場合とのコストより割高になることも珍しくありません。
第2節:滞在期間の見通しで選び方を変える

技能実習・特定技能など数年単位の滞在が想定される場合は、途中でレンタルから購入に切り替える判断も有効です。
家具家電付き物件は家賃が高く設定されている分、長期的に見ると最終的には購入した方が有利になりやすい傾向があります。
反対に、短期的な滞在やプロジェクト単位の受け入れであれば、レンタルや家具家電付き物件の身軽さが活きやすい場面といえるでしょう。
第3節:管理コストという視点で判断する

修理や交換への対応は、購入・レンタル・付き物件のいずれを選んでも大きくは変わりません。
購入の場合は保証期間を経過後は修理費が発生してきますが、保証期間内であれば無償で対応してもらえますし、使い方によって故障した場合の修理費用が発生するのは、レンタルでも付き物件でも同様です。
ただ、修理を依頼したり、交換を依頼する「手間」は必ずかかってきますので、そこが時間的コストとして考えなければいけない点です。
こうした運用面の手間を軽減したい場合は、外部の専門サービスに任せるという選択肢も有効です。特に複数の物件・複数人の入居者を並行して管理している場合、購入・レンタル・付き物件で都度、業者の連絡先を確認し、連絡、修理・交換の日程調整をを行う作業は、担当者にとって大きな負担になります。
まとめ
「購入」「レンタル」「家具家電付き物件」に絶対的な正解はありません。
受け入れ人数、滞在期間の見通し、自社の管理体制によって最適な選択肢は変わります。
「安さ」だけで選んでしまうと、長期間の利用、処分費、管理の手間などで、それぞれの選択肢がかえって割高になることもあります。初期費用・月額費用・処分費・利便性の4つの軸でバランスよく比較することが、無駄のない選択につながります。
とはいえ、こうした比較や確認を、受け入れ人数分・物件数分すべて自社で行うのは決して簡単なことではありません。物件手配とあわせて、どの方法で家具家電を揃えるべきか迷う場合は、専門業者との提携によりワンストップで対応できるHaruNestへ、お気軽にお問い合わせください。
まだHaruNest合同会社のサービスをご利用いただいてない方は下記申込書で
家具家電の手配をご依頼いただくことが可能です。
※配送エリア外は追加の配送料が必要になります。
※家具家電配送時は立ち会いが必要になります。

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