外国人スタッフの住居に家具家電付き物件を選ぶ前に知っておきたいこと
- 坪井 HaruNest
- 2 日前
- 読了時間: 10分
はじめに
外国人スタッフの採用が決まると、住居の手配が次の課題としてすぐに浮上します。
「来日直後でも困らないように」と、家具家電付き物件も候補として探し始める人事担当者・登録支援機関の方もいるのではないでしょうか。
確かに家具家電付き物件は、来日直後の外国人にとって大きなメリットがあります。
しかし一方で、物件数の少なさや家賃の割高感、自由度の低さなど、知っておくべきデメリットや限界も存在します。
本記事では、外国人受け入れに関する制度が相次いで見直されている現状を踏まえ、家具家電付き物件の実態をメリット・デメリットの両面から整理し、人事担当者・登録支援機関の方が現場で使える現実的な住居手配の選択肢をお伝えします。
第1章:家具家電付き物件が外国人に選ばれる理由
第1章 第1節:来日直後の外国人にとって「すぐ住める」は最大のメリット

日本の賃貸物件の大半は、家具も家電も何もない状態で入居日を迎えます。
冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・照明器具に至るまで、すべて雇用企業か入居者本人で購入・設置しなければなりません。日本で長年生活している人でも引越し時の家電買い揃えは大きな出費と手間ですが、来日したばかりの外国人にとってはさらにハードルが高くなります。
言葉の壁がある中で家電量販店やリユース店に行って購入し、日本語の説明書を読みながら設置するのは容易ではありません。
また、銀行口座の開設が追いついていない来日直後は、まとまった初期費用の支払い手段の確保自体が困難なケースもあります。
その点、家具家電付き物件であれば冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・ベッド・テーブル・カーテンなどが最初から揃っており、鍵を受け取ったその日から生活をスタートできます。来日と同時に翌日から現場に入ってほしいという企業のニーズにも応えやすく、外国人スタッフ本人にとっても心理的な負担が大幅に軽減されます。
第1章 第2節:初期費用を抑えられる・退去時の手間がない

家具家電を一から揃えると、冷蔵庫・洗濯機・電子レンジだけで軽く6~8万円になることも珍しくありません。ベッドやテーブル、カーテンなども加えると、初期の家財道具への出費は相当な金額になります。
家具家電付き物件であればこれらの購入費用が不要になるため、来日時点でまとまった資金を持っていない外国人でも生活をスタートしやすくなります。企業が住居費用を補助する場合も、家財道具の手配コストを別途計上しなくて済む点でシンプルです。
退去時の手間が少ない点もメリットです。
通常の物件では、退去時に大型家電の処分・運搬が必要となりますが、家具家電付き物件であれば個人の持ち物だけを持って出ていけばよく、帰国が決まった際のスムーズな退去にもつながります。
外国人スタッフの帰国・退職時の住居引き払いをできるだけ簡単に済ませたいという企業・機関にとっても、この点は実務上の大きなメリットです。
第1章 第3節:レオパレスをはじめ外国人受け入れ実績のある業者が充実

家具家電付き物件の代表格として広く知られているのが、レオパレス21です。
全国約55万戸の家具・家電付きワンルームを展開しており、外国人の入居実績も豊富です。2024年4〜6月期の決算では外国籍の利用戸数が4万7,651戸となり全体の10%を占め、過去最大の規模に達しています。
飲食・宿泊・建設など外国人労働者の雇用が多い業種との法人契約を積極的に推進しており、人事担当者・登録支援機関にとって交渉しやすい業者のひとつです。
2025年3月にはYOLO JAPANとの業務提携により、外国人向け賃貸情報サイト「YOLO HOME」上でレオパレス物件約8万戸の閲覧が可能になるなど、外国人向けの情報提供も強化されています。
第2章:家具家電付き物件の限界とデメリット
第2章 第1節:物件の絶対数が少なく選択肢が限られる

「家具家電付き物件を探せばいい」と思っていても、実際に探し始めると選択肢の少なさに直面します。
2024年9月時点でLIFULL HOME'Sに掲載されている東京都全体の賃貸物件のうち、家具・家電付き物件の割合はわずか約5.6%にとどまっています。
つまり、賃貸市場全体のほぼ94%が「家具家電なし」の物件です。家具家電付きという条件を加えると、外国人が入居できる物件数はさらに絞り込まれます。そもそも外国人が入居できる物件が全体の15%程度しかない日本の賃貸市場において、「外国人可+家具家電付き」という条件を重ねると、希望のエリア・間取り・家賃帯で条件に合う物件を見つけること自体が難しくなります。
特に都市部では近年の空室率回復を背景に、オーナーが外国人入居や複数の条件を受け入れる必要性を感じにくくなっており、「外国人可」の物件を確保すること自体のハードルが上がっています。家具家電付きという条件はこのハードルをさらに引き上げる要因になり得ます。
第2章 第2節:家賃が割高になる・長期入居ではコスト増になるケースも

家具家電付き物件は通常の賃貸物件と比べて家賃が割高に設定されています。
家具・家電の購入費やメンテナンス費がオーナー側のコストとして家賃に上乗せされるためで、同条件の一般物件と比べて月額1〜2万円程度高い物件がほとんどです。たとえば通常6万円の物件が家具家電付きになると7〜8万円になるケースもあります。
都市部ではすでに外国人スタッフ一人あたりの住居費として月6〜7万円を見込む必要がある時代になっています。家具家電付き物件でこの金額帯を確保しようとすると、部屋の広さや立地の条件がかなり絞られてしまいます。
短期滞在(1年未満)であれば家電購入費を節約できるため家具家電付きのメリットが上回る場合もありますが、2年以上の長期入居になると、一般物件で家電を自分で揃えた場合のトータルコストより割高になるケースが増えてきます。
在留期間や雇用計画を見据えて、どちらがコスト的に合理的かを事前に検討することが重要です。
第2章 第3節:不要な家具家電を撤去できない・自由度が低い

家具家電付き物件のデメリットとして見落とされがちなのが、設置されている家具家電を動かしたり撤去したりできない点です。
レオパレス21では「お部屋に設置してある備品の撤去・引上げは致しておりません」と明記しており、これは多くの家具家電付き物件に共通する条件です。
外国人スタッフによっては、すでに使い慣れた家電を持ち込みたい場合や、部屋のレイアウトを変えたい場合もあります。
また、備え付けの家電が古かったり、使い方が慣れ親しんだものと異なる場合も想定されます。「住めればいい」という割り切りができる方には問題ありませんが、生活の質を重視する外国人スタッフにとっては不満の種になることもあります。
さらに、複数人での入居を想定している場合、一人用を前提とした家電セットでは容量が足りないケースも出てきます。2人以上での生活に必要な家電を過不足なく揃えようとすると、家具家電付き物件の「セット内容」が実態に合わないことも少なくありません。
第3章:一般物件+家電手配という現実的な解決策
第3章 第1節:家具家電付き物件にこだわらなくてもよい理由

ここまで見てきたように、家具家電付き物件は「外国人の住居問題を解決する万能な選択肢」ではありません。
物件数の少なさ・家賃の割高感・自由度の低さという三つの限界があり、特に都市部での長期雇用を前提とした場合には、必ずしも最適な選択とは言えません。
発想を転換して、特にコスト面で考えると、「一般物件を確保して、家電は別途手配する」という方法が再浮上します。
外国人が入居できる一般物件の方が絶対数が多く、エリア・間取り・家賃帯での選択肢が広がります。そこに必要な家電を手配して届けてもらえれば、家具家電付き物件と同等の「すぐ住める」環境を整えることができます。
この方法であれば、入居者の人数や生活スタイルに合わせて必要な家電だけを選んで手配できるため、過不足のない住環境を実現しやすくなります。また、雇用期間の終了時に家電を買い取ってもらう・次の入居者に引き継ぐなど、柔軟な対応も可能です。
第3章 第2節:WelcomeNestJapanの家電手配サービスでできること

HaruNest合同会社が運営するWelcomeNestJapanでは、外国人専門のお部屋探しサービスに加えて、家具家電手配サービスを提供しています。
申込書をメールで送るだけで、HaruNestが業者へ手配・配送・設置までを一括して依頼するワンストップのサービスです。
■家電セットの内容
生活に必要な主要家電をセット4~6万円台でまとめてお届けします。
3点セット(冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ)
5点セット(冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・スタンドクリーナー・炊飯ジャー)
6点セット(冷蔵庫・洗濯機・電子レンジ・スタンドクリーナー・炊飯ジャー・布団)
セット以外にも、液晶テレビ・シーリングライト・エアコン・電気ケトル・オーブントースター・ドライヤー・アイロン・カーテン・テレビ台・テーブル・シングルベッド・ダイニングセットなど、個別に手配することも可能です。
セット商品は配送費・設置費込みの価格で提供しており、動作保証期間(6ヶ月)を設けています。保証期間中の動作不良については無償交換で対応しています。
■新品家電の手配も対応可能
HaruNestは家電量販店コジマとの提携により、新品家電の手配にも対応しました。
特定のメーカーや機能を指定したい、新品にこだわりたいといったご要望にも応えられるようになりました。
在留期間や予算に合わせてリユース品・新品のどちらが適しているかをご相談の上、最適な提案をいたします。
第3章 第3節:お部屋探しから家電手配まで、まとめて依頼するメリット

HaruNestの最大の強みは、外国人専門のお部屋探しと家電手配をまとめて依頼できる点にあります。
お部屋探しでは、レオパレスはもちろん、APAMAN・ミニミニ・地場の不動産会社・外国人専門業者(GTN)やシェアハウス専門業者など、幅広いネットワークから最適な物件を提案します。飛び込みや個別交渉よりも各不動産会社が協力的に対応してくれるため、条件交渉もお任せいただけます。
物件が決まったら、続けて家電手配の依頼をするだけで、希望日に合わせて必要な家電をお届けします。人事担当者や登録支援機関の担当者が、お部屋探しと家電手配を別々の業者に依頼する手間がなくなり、窓口をひとつにまとめることができます。
外国人スタッフの受け入れが決まってから住環境を整えるまでの流れを、HaruNestにまとめてご相談いただくことで、担当者の業務負荷を大幅に減らしながら、外国人スタッフが安心して生活をスタートできる環境を整えることができます。
まとめ
家具家電付き物件は、来日直後の外国人スタッフにとって「すぐ住める」という大きなメリットがある一方で、物件数の少なさ・家賃の割高感・自由度の低さという現実的な限界も抱えています。
特に都市部での長期雇用を前提とした場合、家具家電付き物件にこだわることで住居確保の選択肢をかえって狭めてしまうリスクがあります。
「一般物件を確保して家電は別途手配する」という方法は、外国人が入居できる物件の選択肢を広げながら、来日直後でもすぐに生活をスタートできる環境を整えられる現実的なアプローチです。
外国人スタッフの住居手配でお困りの際は、お部屋探しから家電手配まで一括して対応できるHaruNestにお気軽にご相談ください。

お問い合わせ
外国人スタッフの住居手配・家電手配に関するご相談は、HaruNestまでお気軽にご連絡ください。
電話:042-849-0803
Webサイト:https://www.harunest01.com/
※本記事のデータは、LIFULL HOME'S・日本賃貸住宅管理協会・レオパレス21決算資料・YOLO JAPANなどの公開情報を参考に作成しています。
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